スタッフブログ
~ 鉄道車両の床敷物貼付け作業 〜作業者10名のチームワークで安全施工〜
こんにちは!株式会社 スミヨシ 下松事業所 床敷物Grです。
今回は鉄道車両の製造現場から、*床敷物貼付け作業*についてご紹介します。
普段は見ることのできない車両工場での専門作業、10名のプロフェッショナルチームがどのように連携して作業を進めているのか、詳しくお話しします!
🚃 鉄道車両の床材って何?
電車に乗っているとき、足元の床材を意識したことはありますか?実は、鉄道車両の床材にはとても厳しい基準があるのです。
床材の種類をご紹介
** ゴム系床材**
– 弾力性があって歩きやすい
– 耐摩耗性に優れていて長持ち
– 騒音を吸収してくれる効果もあります
** ビニル系床材**
– 塩化ビニル製で清掃がとても楽
– 抗菌性能もあって衛生的
– カラーバリエーションも豊富
🧑🤝🧑作業者10名のドリームチーム構成
さて、本題の10名チーム編成をご紹介しましょう!
🎯 **作業責任者・安全監視**
チームのリーダー的存在。全体の工程管理から品質チェックまで、現場の司令塔として活躍します。チーム全体の安全を守る縁の下の力持ち。工具管理から作業環境のチェックまで、事故・不具合ゼロを目指して常に目を光らせています。
「今日の作業工程は予定通り進んでいるかな?」
「安全面で気をつけるポイントは?」
声かけ、コミュニケーションを取りながら常に全体を見渡し、チーム全体をリードします。
🔧**施工技術者**
技術面のエキスパートたち。床材の精密な切断や接着剤の調合など、技術力が要求される作業を担当します。
「この継目部分、ミリ単位での調整が必要だね」
「接着剤・建屋の温度湿度管理、今日は特に注意しよう」
経験豊富な技術者ならではの職人技が光ります✨
確かな腕と拘りを持った作業者は各作業を分担し、1つの車両を完成させます。
各作業分担はこちら!↓
💪**貼付け作業**
現場作業の主力メンバー。重い床材の運搬から、丁寧な貼付け作業まで、体力と集中力が要求されるポジションです。作業の中でもメイン作業であり、迅速かつ丁寧な作業が求められます。
チームで息を合わせながら
– 床材の慎重な位置決め
– 接着剤の均一な塗布
– 気泡やしわを作らない貼付け技術
-ミリ単位の裁断
-鉄ローラーによる加圧
等の作業を行い、最後の仕上げに繋げていきます。
✨ **仕上げ作業**
最終工程を担当する品質管理のプロ。開先処理や継目の仕上げ、水密シールなど、お客様の目に触れる部分の完成度を左右する重要な役割です。

「この継目、もう少し丁寧に処理しましょう」
「水密処理は1㎜の穴も無い様に心掛け、見栄えも重視!」
「清掃も念入りに、ピカピカに仕上げます!」
こういった最終仕上げをし、より長く、より美しく、利用してもらうことをモットーに責任をもって施工致します。
これらの各作業を誰でもこなせる様に、Gr内で日々考え、
検討を重ねチームビルディングを行っています。
🦺安全第一!徹底した安全管理
鉄道車両の工事では、安全管理が何よりも重要です。
⛑️ 作業開始前の安全ミーティング⛑️
毎朝、チーム全員で:
– 今日の作業内容の確認
– 使用する工具・溶剤の安全確認
– 天候や作業環境のチェック
– 緊急時の連絡体制の確認
~ 作業中の安全対策 ~
– 狭い車内での作業姿勢に注意・照明の確保
– 接着剤などの化学物質は適切な換気下で使用、保護具の着用
– 切断工具使用時は安定した足場を確保
– チーム間の密な連絡でヒヤリハットを防止
安全管理の詳細基準に基づいて、徹底した管理を行っています。
📊10名体制のメリット
✅**効率性**
各専門分野のエキスパートが同時並行で作業することで、1両あたり約1日での完成を実現
✅**品質向上**
それぞれの専門性を活かした分業制で、高い品質を維持
✅**安全性**
十分な人数配置により、安全監視と作業進行を両立
✅**技術継承**
ベテランと若手が組むことで、技術とノウハウの伝承も可能
年齢も性格も違いますが、目指すものが同じであれば自然とチームワークも生まれます!
🌟最後に
いかがでしたか?普段何気なく乗っている電車・新幹線の床にも、こんなにたくさんのプロフェッショナルの技術と情熱が込められているのです。
今回は製作が主でしたが、制作後のメンテンナンスも国内外問わず、実際に現地に出向き修繕等を行っています!
10名のチームワークで作り上げられる鉄道車両の床材。安全で快適な鉄道旅行の裏には、こうした職人たちの確かな技術があることを、ぜひ覚えていてくださいね!
電車・新幹線など乗車された際に、足元の床材にもちょっと注目してみてください。きっと新しい発見があるはずです🚃✨
ご安全に❕
